自宅でも出来る腰痛の対処と治療
腰痛はぎっくり腰といった急性のものから、骨の歪みや障害によって起こる慢性的なものまで多岐にわたりますが、その殆どは加齢や生活習慣、体質等によって引き起こされるものであり、病院に数回通えば完治するものは少なく、また完治したとしても再発することも多くみられます。この為、腰痛の治療においては自宅での対処や予防治療といったものもが非常に重要であるといえるでしょう。
ぎっくり腰の場合は、まず無理に体を動かさないようにして下さい。ぎっくり腰は腰部の椎間板が何らかの動作により裂けてしまっている状態で、無理に動かすと裂傷の回復が遅くなります。外出先で起こった場合は、手すりや壁等を利用して極力ゆっくりと移動するようにしましょう。
ぎっくり腰直後は、安静な状態と共に患部を冷やして炎症をおさえるようにして下さい。氷を入れたナイロン袋等を患部に当てるようにして、2~3日はお風呂体を控えましょう。またある程度、痛みがおさまったからといって、すぐにマッサージをしたりストレッチをするのは厳禁です。回復しかけている部分に強い負荷がかかり裂傷が再発したり、回復を遅らせる可能性があります。1~2週間以上経過して、痛みが治まり動けるようになったらウォーキングといった軽い運動を始めて少しずつ腰部の強化を図るようにして下さい。
また慢性的な腰痛の場合、加齢による筋肉の低下や、姿勢の悪さや腰部に負荷をかける職業といった生活習慣により骨が変形やズレを起こしている可能性があります。痛みが酷い場合は、無理に動かさず鎮痛剤や湿布で痛みを抑えて安静にしたり、コルセットで負担を減らすようにして下さい。
また日常から腰部に負担をかける姿勢を避け、無理をしない程度にストレッチや筋肉トレーニングをする必要があるでしょう。日用品の見直しも必要です。座り姿勢は立っている状態に比べると腰部への負担が1.5倍になります。椅子は適度な堅さのものを選び、足首が直角に曲がり少し足を開いた状態で体を支えるようにして下さい。また体に合わない靴が足腰に負担をかけて腰痛の原因となったり、ベッドマッドが柔らかすぎて腰部に負担をかけている可能性も考えられます。
腰痛を患う方の殆には筋肉が堅く血行不良が起こり、疲労物質の停滞による痛みもみられます。お風呂にゆっくりと入って腰部を温めたり、冷えを感じるようであればカイロ等をタオルに包んで腰にあてるようにすると良いでしょう。また痛みが出ている時にストレッチやマッサージをする場合は、まず腰部の血行を促して軽く短時間に抑えて、時間をおいて複数回行うようにして下さい。
腰痛は薬や整体で体を整えても、生活習慣が良くない場合は再発する可能性の高いものです。日常生活におけるあらゆる要素を見直して、腰痛の回復につとめて下さい。



