妊娠腰痛に効くツボとは
妊娠中は、胎盤から分泌されているリラキシンというホルモンによって骨盤の関節が緩みます。その緩んだ関節が大きく動いてしまい、そのために筋肉や靭帯に負担がかかって血行障害を起こします。また胎児が大きくなるにつれて、その状態を支えるために腰部に負荷がかり腰痛となるのです。妊娠中は、体を冷やさないようにして、血流を改善するツボを刺激することで腰痛を和らげていきましょう。
足部では、膝の皿の内側から上に向かって指1、2本ほどの位置、足をしっかりと伸ばしたときに出来る窪みの上付近にある血海(けっかい)は、子宮の血行を促し、コリや冷えを解消します。また足首のくるぶしから真っ直ぐ上に向かって指3、4本分の高さ、すね後ろ側の際付近にある三陰交(さんいんこう)も、血行改善やホルモン分泌の調整に効果があります。
足に浮腫みが出ている場合は、足の内側のくるぶしから上に骨を伝っていき、指が骨の曲がり部分と突き当たる付近にある陰陵泉(いんりょうせん)を刺激すると良いでしょう。陰陵泉は殻の水分バランスを整え、水分の流れを改善する効果があります。足部のツボは軽くマッサージをしたり、カイロやドライヤーの風を暖まるようにすると効果的です。
また手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる部分の内側(指先側)の窪みにある合谷(ごうこく)は、痛みに対する万能のツボといわれ、腰痛に加えて歯痛や頭痛といった痛み全般を和らげる効果があります。手の平側では、中指と薬指の間にあり、丁度真ん中付近にある労宮(ろうきゅう)は、神経の高ぶりやイライラ感を抑えて精神的リラック効果や、疲労感に効果的です。軽く押したり、お灸等で温めるのも良いでしょう。
妊娠中、特に妊娠初期の方は腹部や腰部付近のツボは刺激しないようにして下さい。内臓に近く刺激が強いため、体が安定していない状態では、かえって体調の悪化を招く怖れがあるのです。骨盤の関節が緩んでいる際に、無理にツボを刺激することでかえってズレを起こすことも考えられます。
また足裏の指圧も刺激が強いため控える方が安全です。腰痛が酷い強い場合は、腰部や腹部さすって血行を促したり、また温タオルやお風呂等につかって温めるようにすると良いでしょう。



