腰痛に効く手のツボのご紹介
東洋医学では血液や気という肉体を司る“何か”、それは例えば神経物質やリンパ液といったものでもあり、それらを総括した概念といえる生命エネルギーが体中を循環しており、その流の道筋が経路(けいろ)と考えられています。
その中でも手は体の先端でありながら様々な作業を行うために経路が多く集まり、その経路は体の各部位に繋がっています。また手のひらが体全体を表しているとも考えられているため、手を刺激することにより、その刺激が経路を通って内臓や筋肉に伝わり、その部位の流れを刺激して改善するのです。
腰痛に効果のある手のツボとしては、手の甲側では、腰腿点(やおとえてん)があります。腰腿点は二つあり、一つは手の甲の人差し指と中指の筋が交差するあたりの窪みと、またもう一つは薬指と小指の筋が交差するあたりの窪みです。骨の間をゆっくりと押し込むように押すと良いでしょう。
また薬指の付け根の関節で小指側の、手の水かき状になっている付近にある液門(えきもん)は、自律神経に作用して交感神経の高ぶりを抑えてリラックス効果を与えたり、眩暈にも効果があります。軽く摘みながら押すようにして下さい。
手のひら側は内臓や首、肩といった各部位に対応しており、腰痛の原因となりやすい腎臓や脊髄、消化器系や膵臓は親指の下の膨らんだ筋肉に集中しています。痛みの感じる部分や堅くなっている部分をゆっくりと揉み解すようにして下さい。
中指と薬指の付け根付近は肩こりに効果がありますので、腰痛と共に肩こりを感じているかたは合わせてマッサージしてみて下さい。また丁度真ん中あたり、中指と薬指の間にある労宮(ろうきゅう)は神経の高ぶりを抑えてリラック効果があるので、筋肉の張りや疲れに有効です。
手のツボ押しやマッサージは一つのツボの刺激を3~5秒程度に抑え、少しずつ力を込めて強い痛みを感じる前に止めて下さい。また、回数を分けてこまめに行うと、より効果的でしょう。



